2012年3月18日日曜日

研究概要

私達は「エンターテインメント産業」をテーマに卒業論文を執筆しました。

エンターテインメント商品は非常にライフサイクルが短く、流行り廃りが激しいため、流行り廃りに左右されない熱狂的なファンを創造し続けることが重大な課題であると言われています。そのためには、ファンを巻き込み、ファンと共に価値を共創をする状況が重要であると考えられます。

そこで私達は、長きにわたりファンに支えられてきた宝塚歌劇団と、秋葉原のオタクを中心に、現在では老若男女のファンに支えられ、発展を続けるAKB48を比較分析しました。
中でも、ファンをどのように動機付け、価値共創の状況を創出するのか、また価値共創をどのように達成していくのかという一連の「プロセス」に焦点を当て、実際にファンや関係者のインタビューから明らかにしました。

このブログでは私たちの研究の過程を綴っております。
完成した卒業論文を見ただけではわからない、挫折や周囲の協力について
書かれています。
是非、卒業論文と合わせてご覧ください。

2012年2月19日日曜日

論文完成!!!

私達は、どのようにすれば今までフィールドワークで得た情報を生かしながら事例をいきいきと描けるのか、数か月にわたり毎日のように考え、論文を書き直してきました。

そして昨日、ようやく自分達が納得の行くものが書けたと感じ、論文を提出しました。論文では、ファンをどのように動機付けし、共にスターという価値を創っているのかという価値共創のプロセスを明らかにしたのと共に、さらに宝塚を「鑑賞型」価値共創プロセス、AKBを「参加型」価値共創プロセスという2つのパターンに類型化しました。

2012年2月14日火曜日

論文修正

こんにちは。
本日はバレンタインデー。私達はいまだ卒論を修正しております。
前回のブログで、私達の論文の目的は、価値共創のプロセスを明らかにすることだと述べました。
そこで、宝塚とAKBの価値共創のプロセスに関してそれぞれ論じたところ、このプロセスは、宝塚が「鑑賞型」、AKBが「参加型」という2つのパターンに類型化できるというアドバイスを先生からいただきました。私達の書いた事例を読んで、宝塚のファンは生徒の成長を見守っているイメージで、AKBのファンはメンバーの育成に積極的に参加しているイメージを持たれたからだそうです。私達も正しくそうだと感じました。

2012年2月3日金曜日

研究室相談

こんにちは。ヅカドル班です。

本日も研究室に相談に伺いました。
前回のブログから、理論にとらわれずにいきいきと書くためにはどうするのがよいかを考え、毎日毎日悩んできました…。

そして今日の相談では、「先行研究で取り上げた和田充夫の研究に、さらなる価値を与えることを目的として描く」ということを提案して頂きました。

和田の研究では、ファンを創造するためには、「スターの成長をファンが期待して見守り続け、スターはファンの応援により育つ」という主客一体の状況が大切であると述べられています。

2012年1月17日火曜日

進捗発表

こんにちは、ヅカドル班です。
かれこれアウトラインも48本程作成致しました。
本日は、同期の皆さんに私達ヅカドル班の進捗を見て頂くために、中でも力作のアウトラインを発表しました。

私達は宝塚、AKBを参与観察していくうちに、両者は共に専用劇場を有している点、チーム制で公演を行っている点、成長の過程をファンに見せている点で共通しており、これがファンの育成意欲を高めているということに気が付きました。

2012年1月6日金曜日

2012年、ヅカドル班始動!!

あけましておめでとうございます!みなさまどんな年末年始を過ごしましたか?
私たちは年末の30日まで研究室にて先生と院生の方々からご指導を受けていました。

年末には、「冬合宿でアドバイス頂いたキャズムの理論を用いると、どうしても検証の出来ない情報が出てきてしまい、うまく描くことができない」ということを 相談しました。ファンの方へのインタビューを行うことはできたのですが、宝塚、AKBともに「イノベーター」に当たる結成当時からファンだった人を見つけることがどうしても出来ず、ファンの変化について時間軸で追うことが難しいと感じたためです。
そこで、キャズムに囚われずにもっと大まかなストーリーラインを考えていくことになりました。