こんにちは、ヅカドル班です。
かれこれアウトラインも48本程作成致しました。
本日は、同期の皆さんに私達ヅカドル班の進捗を見て頂くために、中でも力作のアウトラインを発表しました。
私達は宝塚、AKBを参与観察していくうちに、両者は共に専用劇場を有している点、チーム制で公演を行っている点、成長の過程をファンに見せている点で共通しており、これがファンの育成意欲を高めているということに気が付きました。
以前、このことを分かりやすく説明するために、井上先生からサービスエンカウンタという分析枠組みを用いることを勧めていただきました。サービスエンカウンタとは、顧客とサービスが直接的に接することでサービスが生産・消費される局面のことをいいます。
サービスエンカウンタは、ヒト・場所・コンテンツという3つの構成要素から成り立つと考えられていて、ヒトとはサービスを提供する人のこと、場所とはサービスが提供される場所のこと、コンテンツとはサービスエンカウンタにおいて価値を生み出すのに必要な情報のことを言います。この、ヒト・場所・コンテンツの3つの構成要素から、サービスエンカウンタが生み出されるとされています。
サービスエンカウンタは、ヒト・場所・コンテンツという3つの構成要素から成り立つと考えられていて、ヒトとはサービスを提供する人のこと、場所とはサービスが提供される場所のこと、コンテンツとはサービスエンカウンタにおいて価値を生み出すのに必要な情報のことを言います。この、ヒト・場所・コンテンツの3つの構成要素から、サービスエンカウンタが生み出されるとされています。
この3つの要素に、宝塚とAKBの特徴が上手く当てはまることが分かりました。
宝塚は、ヒトに「宝塚らしい女性」、場所に「閉鎖的な専用劇場」、コンテンツに「予定調和のスター誕生のドキュメンタリー」が当てはまると考え、AKBはヒトに「個性豊かな人」、場所に「開放的な専用劇場」、コンテンツに「ファンの参加で成立するスター誕生のドキュメンタリー」とおきました。
この分析枠組みに沿って説明していけば、聞き手が理解しやすいと思いました。
しかし、発表後同期や院生の方々、先生からいただいたご意見は、比較にとらわれて宝塚、AKBそれぞれに関して活き活きと描けていないとのことでした。確かに私達は、両者を上手く比較しようとサービスエンカウンタの分析枠組みにとらわれ過ぎて、その枠組みに当てはまるものしか発表せずに、他の面白い要素は全て切り捨ててしまっていました。例えば、宝塚特有の慣習としてガードという行為があります。これは、生徒さんが楽屋から出てくる時等に、ファンの方が縦に列をつくって生徒を出迎える慣習のことを指します。こうした特有の慣習はAKBと比較しようとすると浮いてしまって、上手く卒業論文の内容に埋め込むことができませんでした。
この発表を通じて、宝塚、AKBそれぞれがとても魅力的な事例であるからこそ、両者の面白さを引き立たせた上で、一つの結論を論じることはとても難しいと感じました。
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