朝11時、秋葉原のとある喫茶店に集合し、グループワークをしました。
なぜ秋葉原?そう、それは国民的アイドルグループであるAKB48の専用劇場に潜入するためです。私達の知り合いのAKBファンにインタビューをお願いしようと思ったのですが、最近ファンになった方が多く、AKBがブレイクする前からファンだった方はいませんでした。そこで、ファン歴の長い人に出会うために、AKBが結成時から活動している専用劇場に行って、ファン歴の長い人を直接探すことにしました。
喫茶店では、AKBのファンにどのような質問をするのか、話し合いを行いました。ファンがAKBに何を求め、どこに魅かれていったのか、なるべく多くの方にインタビューを行うことを目標にしました。しかし、突然現れた私達に、ファンの方々がちゃんと答えて下さるかとても不安でした。
不安な気持ちのまま、いざAKB48劇場へ。劇場のあるビルの前には既に多くのファンの方がいらしていて、ファン同士で仲良さそうにお話をされていました。
よく見ると、ファンの方々は皆、手にAKBメンバーの写真を持っており、それをいろんなファンの方と交換をしていました。
よく見ると、ファンの方々は皆、手にAKBメンバーの写真を持っており、それをいろんなファンの方と交換をしていました。
私達は、その写真交換の邪魔になるようだとインタビューに応じてもらえない恐れがあると考え、写真の交換が終わって一息ついているタイミングを見計らって、ファンの方にインタビューするように心掛けました。 私達が「何をされているんですか?」と尋ねたところ、ファンの方々はとても熱心に説明をして下さいました。どうやらファンの皆さんは、そのメンバーの写真 を全てコレクションすることを目標にしているようなのです。一人のメンバーだけでも色んなポーズの写真があり、それらを全て集めているファンの方が、誇らしげに見せて下さいました。
その写真を見せてくれたファンの方は、年齢、性別問わず多くの人に話しかけられていました。私達が「一体どれくらいの人数の方と知り合いなんですか?」と尋ねたところ、「200人くらいは」とおっしゃっていました。しかも、もともと知り合いだった人はほとんどいらっしゃらず、毎日この専用劇場に通うことで知り合いになられていったそうです。
専用劇場の前にいたファンの方々は、ほとんど常連さんばかりでした。中には、公演は見ないけど、「ここに来れば友達に会えるから」という理由でいらしているファンの方もいました。この劇場前で友達と待ち合わせをした後、近くのAKBカフェでお茶をされるのが日課だそうです。そのお茶をする友達ももちろん、この専用劇場で初めて出会った方だそうです。恐るべし、AKBのファン・コミュニティ。AKBのファンは、この専用劇場という固定された場を通じて、ファン同士で繋がりを広げていったということが分かりました。
しかし、本日は、AKBの設立当時からファンという「イノベーター」に値する方を探し出すことができませんでした。しかし、ファン歴の長い人程友達に会うために専用劇場に足を運んでいる様子が伺え、やはりこの専用劇場がファンの方を繋ぎとめる重要な要素になっていることが分かりました。
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